レンガの接着方法
庭や玄関アプローチを花でいっぱいにするために、丁寧に整備しても、雑草が生えてしまうと困りますよね。
特に、レンガ敷きと花壇といった組み合わせで庭を作る場合は、メンテナンスが煩雑になりさらに困ってしまうこともあるでしょう。
そこでこの記事では、レンガ敷きの庭を検討している人に向けて、セットでおすすめしたい「防草シート」のメリットやデメリット、施工方法などをお伝えします。
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防草シートは、文字通り、庭に敷くことで雑草が生えることを防いでくれる黒色のシートです。
このシートを基礎に敷いてからレンガや瓦チップなどを敷き詰めるとこで、その部分に雑草を生えにくくしてくれるという効果があります。
防草シートが雑草を生えにくくしてくれるメカニズムは簡単です。
シートが日光を遮断することで、シートの下にある土中の草が生えにくくなるのです。
まずは、防草シートを使って雑草対策を行うことによるメリットを紹介します。
防草シートを使うことによる大きなメリットとして、雑草が生えにくくなることが挙げられます。
雑草を含む植物は、光がなければ成長できません。
そこで防草シートを敷くことで、地面に日光が届きにくくなり、雑草の成長が阻害され、生えにくくなるという仕組みを利用しています。
その結果、除草作業の手間や時間を減らすことができるでしょう。
防草シートは一般的にレンガ張りや砂利、瓦チップ等の施工下準備の際に用いられます。
なお、レンガや砂利も防草目的のために施工する人がほとんどです。
レンガの目地の間から草が生えてこないよう、防草シートを張ることが推奨されています。
除草などの手入れ頻度を減らすために丁寧な下準備をすることをおすすめします。
雑草が生えると、雑草を食べる虫が集まります。
また食物連鎖の兼ね合いから害虫や蛇なども集まりやすい状態になります。
住宅地の庭の雑草でも害虫は集まるので、虫刺されなどの被害を避けたいなら、防草シートを張って雑草が生える頻度を下げたほうがよいでしょう。
防草シートは、一番安価なものでは、5m ロールなら千円未満の価格帯から購入できます。
玄関アプローチへの施工であれば、幅1m×長さ5mのロールが1本~2本あれば間に合います。
除草剤などを都度使用することを考えると、防草シートを使ったほうがランニングコスト的にもよいでしょう。
雑草対策にはさまざまなものがありますが、なかでも防草シートは、土の上にシートを敷くだけなので初心者でも簡単に施工できます。
また、ホームセンターやECサイトで簡単に購入できるため、入手も施工も簡単で敷居が低いという点が大きなメリットです。
防草シートは、不織布タイプからポリエチレン製などさまざまな素材があります。
素材によって耐用年数が異なりますが、日の当たる場所や日陰の場所など設置場所を考慮して素材を選ぶと、長期間除草の手間から解放されるようになるでしょう。
ホームセンターなどでも多種多様な製品を取り扱っているので、場所や用途に応じて使い分けをすることをおすすめします。
当サイトを運営する創碧株式会社でも防草シートをオンラインで販売しております。
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メリットが先行している防草シートですが、もちろんデメリットも存在します。
防草シートは、日光を遮蔽する効果を狙い、草を生えにくくするためのものです。
しかし、光が届きにくい場所でも育つ草もあるため、防草シートだけでは完全な防草ができるとは限りません。
また、防草シートを敷く前に除草作業が十分でない場合は、シートを突き破って生えてくる可能性もあります。
防草シートは紫外線や湿度などによって風化することがあるため、半永久的に使えるものではありません。
防草シートにも耐久年数が記載されているため、場合によっては定期的な交換が必要になることもあります。
できるだけ長期間効果を得たいという場合は、耐用年数が長い不織布タイプのものなどを採用するようにしましょう。
防草シートは定期的な取り換えが必要とはいえ、撤去する方法はとても簡単です。
防草シートを撤去する手順を以下にまとめました。
〈防草シートの撤去方法〉
基本的には、ピンを外したらあとはクルクルと巻きとるだけです。
なお、防草シートの素材が柔らかくて巻きとることが難しい場合は、折りたたみながら撤去していくとよいでしょう。
また、撤去している際中に防草シートが重たくなってきたという場合は、ハサミで切って構いません。
防草シートは、その名のとおりシート状なので、石が多い場所や斜面、木が生い茂った場所では施工しにくいといったデメリットがあります。
施工前に整地が必要になるケースがほとんどなので、防草シートの施工を検討している場所のロケーション確認は必須です。
防草シートは、単純に敷いたから施工完了ということにはなりません。
敷いたあとは、シートが動かないようにペグを打つなどのプロセスが必要になります。
またシート同士の端を重ねるように施工しなければ隙間から草が生える可能性があります。施工時には、丁寧な作業が求められるので、時間がかかる場合があるということは覚えておきましょう。
もともと湿度が高い場所へ防草シートを施工することで、さらにその土地の水はけが悪くなる可能性があります。
防草シートは不織布などで作られているので透過性は十分に確保されていますが、ポリエチレン製の織布などの場合、水がはけにくくなる可能性もあるので注意が必要です。
防草シートを敷くと、その箇所の見た目が淡泊な印象になり、景観が悪くなってしまう可能性があります。
なぜなら、防草シートは土の上を覆うように被せるため、必然的に「何か布のようなものを敷いている」という見た目になるためです。
ただし、このデメリットは、防草シートの上に瓦チップや玉砂利を敷くことでカバーでき、むしろおしゃれな印象の庭に仕上げることもできます。
防草シートは丁寧に敷設することで草が生えにくくなります。園芸業者に依頼することも可能ですが、防草シートの敷設はDIYでも簡単にできることなので、チャレンジしてみましょう。
防草シートを敷く場所に石や木の根がある場合は事前に取り除きます。もちろん、除草作業も必要です。草の根も必ず取り除いておきましょう。シートを敷く前に、粉末の除草剤などを撒いておくことも一案です。
防草シートを敷いた上にレンガを置く場合は、整地作業として土地を平らにならしておくことをおすすめします。
また、地面が乾いているときに防草シートを敷くようにしましょう。
防草シートを敷いていきます。端や隅などを意識して弛みなどが出ないようまっすぐに設置していきましょう。
広い面に設置するときはシートの端同士を10cm以上重ね、隙間ができないように気を付けてください。シートの端同士をつなげる場合は、防草シート専用の粘着テープを利用して、しっかり密着させます。
また、防草シートは地面に密着させるように敷設しなければ草が生えやすい環境を作り出してしまいます。シート用のワッシャー付き固定ピン などを利用して、防草シート自体が浮きあがらないようにすることも大切です。
敷設が終わったのちにレンガや瓦チップ、玉砂利などを敷いていきます。瓦チップや玉砂利などは、防草シートが完全に隠れるよう厚みを作らなければ草が生えてきますので注意してください。
レンガを敷く場合は、モルタルの目地を厚めに敷くことをおすすめします。
【関連記事】瓦チップとは?メリットやデメリット
防草シートは、風による摩擦や経年劣化など、ちょっとしたことで破れてしまう場合があります。
しかし、破れた防草シートは比較的簡単な手順で補修できます。
そのため、防草シートが破れてしまっても、新たに別のシートに取り換える必要はありません。
ここでは、破れている箇所の大きさ別に防草シートを補修する方法を紹介します。
小さな破れの場合は、補修テープを使うだけで簡単に穴を補修できます。
〈防草シートの小さな破れを補修する手順〉
テープだけでは補修できないほど、大きく破れてしまっている場合は、新たな防草シートを用意して、継ぎ足す必要があります。
必要なものは、新しい防草シートとハサミ、そして止めピンです。
〈防草シートの大きな破れを補修する手順〉
防草シートには、いくつかの種類があります。土地の状態などに応じて使い分けをするとよいでしょう。
コスト面で選ぶなら安価なポリプロピレンの織布の防草シートがおすすめです。しかし、紫外線で風化しやすいことと、織目の隙間から草が突き破って生えてきやすいといったデメリットがあります。
耐用年数などを確認してから購入するといいでしょう。
日陰を好む草を生やさないようにしたい場合には、遮光率が高く厚みがある防草シートがいいでしょう。しかし、透過性が悪いと水はけが悪くなる可能性があります。
その時は、不織布で作られた防草シートを利用することをおすすめします。
レンガを上に敷くことでさらに防草効果が高まります。レンガの下に敷くなら、高密度ポリエステル不織布で作られた低コストのものがおすすめです。
レンガ自体水はけをよくしてくれる性質があるので、湿度が高い地面に敷くときでも安心して使えます。
砂利敷きの場所や駐車場など車の乗り入れが頻繁にある場所には、厚みがあって密度が高い不織布の防草シートが便利です。
上に敷いた砂利が土中にある防草シートを破ってしまう可能性があるため、強靭なものを選ぶことをおすすめします。
防草シートは、雑草を生やしたくない場所に敷くものです。
とはいえ、具体的な例がなければなかなかイメージができないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、ここでは、防草シートを敷く場所の具体例を3つ紹介します。
庭のなかでも、現時点で既に雑草が気になっているという場所には、できるだけすぐに防草シートを敷きましょう。
なぜなら、雑草は抜いたとしても1か月程度経てばすぐにまた生え、そのまま放置しているとさらに広範囲にわたって生えてくるためです。
雑草は基本的に、日光がよくあたる場所で生えてくるものです。
しかし、だからといって日陰になっている場所では何も対策しなくてよいというわけではありません。
日陰になっている場所にも防草シートを敷くことをおすすめします。
なぜなら、ツユクサやドクダミなどの雑草は、日陰であっても生えてくる可能性があるためです。
また、雑草が生えてこない場合でも、日陰であればコケやカビが発生することがあります。
コケやカビは雑草とは異なり、目に見えない菌が繁殖することによって広がるため、手入れが大変です。
そのため、日陰になっている場所には、抗菌作用のある防草シートを敷いて、コケやカビと雑草を対策するとよいでしょう。
庭に砂利を敷いたり、ウッドデッキを作ったりして、おしゃれな庭に仕上げたいとお考えの方もいらっしゃることでしょう。
そのような場合にも、ぜひ防草シートは使いたいものです。
なぜなら、雑草は砂利やウッドデッキの隙間からも生えてくるためです。
せっかくのおしゃれな庭が雑草で台無しになってしまうことのないよう、砂利やウッドデッキの下にも防草シートを敷きましょう。
さまざまな事情によって防草シートの敷設が難しいという場合もあります。
防草シート以外にも雑草を防ぐ方法があるので検討してみましょう。
雑草が生えてきたら、都度除草剤を撒くという方法があります。
この方法ではこまめに雑草を駆除できますが、除草剤は本来必要な庭木にも影響がありますので、駐車場など生態系に影響が出ないところで使うようにしましょう。
また「茎葉処理型除草剤 」と記載されている除草剤を使うと、除草剤の成分が土壌に落ちた際に即座に不活性化するので安全です。
固まる土やコンクリートを敷いて土の面をなくすことも一案です。
なお、コンクリートや固まる土を敷いて地面を舗装する際には防草シートを敷いてから施工するとダブル効果を得られるため、さらに安心できます。
ぬかるみなどの不快な状況からも解放されるので一石二鳥でしょう。
玉竜という多年草やツツジといった低木を植えて「グランドカバー効果 」を狙うことも一案です。
グランドカバーとは、地面に這うように成長する匍匐性植物を栽培することで、雑草を生えにくくするという効果のことです。
これは、植物が日光を遮るため雑草が生えにくくなるという考え方に基づきます。
庭の整備などにはこちらのほうが得策といった場合もあります。
「庭にレンガを敷くことで洋風に変身させたい」「庭にレンガを敷くときは何を準備すればいいのかわからない」このように、何から始めれば良いのかお悩みの方も多いのではないでしょうか。
まずは必要なものを揃えること、レンガの敷き方の手順を確認することから始めましょう。
DIY初心者の方にもわかりやすいように、それぞれの材料の詳細も一緒に紹介しています。
庭に自分でレンガを敷くときに気を付けるべき点も記していますので、事前にポイントを認識しておけば、素敵な庭作りに役立つはずです。
ぜひこちら記事を参考にして、自宅の庭を自分好みの空間にしてみてください
【おすすめ記事】レンガの敷き方と用意するもの(庭編)
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草を生えにくくする効果がある防草シートは、レンガを敷く前の施工準備におすすめです。メリットやデメリットを理解したうえで導入すると、雑草がないすっきりとしたレンガ張りのエリアを作り出すことができます。用途別に応じた防草シートを利用して、雑草のない庭づくりを目指しましょう。
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