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モルタルとコンクリートの違いとは?強度についても解説

2021年12月17日

 

DIYでレンガを積むときには目地材としてモルタルを使うことが一般的です。でもセメントではだめなのといった疑問がわくこともあるでしょう。この記事では、DIYでレンガを使いたい人に向けてモルタルとコンクリートの違いについて徹底解説します。どんな時に使うのがいいのか、用途による使い分けがわかるようまとめました。

 

モルタルとコンクリートの違い

 

モルタルとコンクリートはセメントから作られています。この二つの大きな違いは、配合する材料にあります。配合するものを変えることで、強度が大きく変わります。

 

モルタルの原材料

 

モルタルは、セメントに砂と水を混ぜ合わせて作られます。基本として「セメント2:砂1:水6」の割合で練り合わせたものです。骨材として一般的に細かい川砂が使われています。水を多めに使うため、施工前の状態は柔らかく扱いやすいものとなります。

 

コンクリートの原材料

 

コンクリートは、モルタル同様セメントと水、骨材(セメントの硬化の際に起こる発熱や収縮を防ぐために混ぜる素材のこと)を混ぜて作られます。「セメント1:砂3:砂利6」の割合で混ぜ合わせたものを水で調整するのが定石です。後から水の量で調整するため、用途に応じて硬さが異なります。

また砂といってもモルタルで使用する川砂ではなく、粗骨材と呼ばれる直径5mm以上の砂が85%以上含まれたものを採用するのが一般的です。

要はセメントに混ぜる骨材の種類と配合量の違いがモルタルとコンクリートの違いになります。また、セメント自体の配合比率の違いにも着目しましょう。

 

モルタルとコンクリートの強度の違い

 

モルタルとコンクリートは混ぜ合わせている原材料が異なるため、硬化時の強度も異なります。

コンクリートは建物基礎に使われるほどの資材なので、強度は高いと考えられています。しかしセメントの配合比率はモルタルのほうが多いので、実質モルタルのほうが強度は高いのです。

 

単体で比較すればモルタルの強度が高いといえますが、ここでは建築資材として使用した時の強度について比較していきましょう。

骨材が多く含まれるコンクリートは、セメントの比率が低くても上からかけられる「圧縮力」が強いです。モルタルは骨材が川砂のみですので、圧縮力が弱くひび割れを起こしやすい状態にあります。この圧縮力で比較すれば、コンクリートは強度が高いと結論づけられます。後述しますが、コンクリートは基礎やコンクリート造の住宅に使われる部材です。モルタルに関しては建物の基礎などに使用することはできません。

 

モルタルの強度の上げ方

 

モルタルを練る時、強度不足によって発生するクラックを入れたくない場合もあります。レンガを高く積む場合の目地材として使うとき、倒壊事故を防ぐために強度を高めたいというケースもあるでしょう。

 

モルタルの強度を上げる際は、「モルタル接着増強剤」を混入することをおすすめします。モルタル接着増強剤は、エチレン酢酸ビニル系の樹脂が含まれており、一定配合量通りに調整したモルタルに混入することでモルタルの質を向上させることができます。モルタルへの混入方法は商品によっても変わりますので、事前に取扱説明書を読んでから扱いましょう。

 

このモルタル接着増強剤はホームセンターや建築資材販売店などで購入可能です。1kg当たり、1,000円程度で購入可能です。アクリル系など有用な成分は商品ごとに異なりますので、どういった商品がいいのか用途別に確認しましょう。

 

モルタルの強度を上げる場合は、「単純に骨材を増やす」「セメントの比率を高める」という方法ではNGです。かえって圧縮力に対する力が弱くなってしまう可能性が考えられます。

 

モルタルとコンクリートの値段の違い

 

あらかじめ調整されており、水で練り上げるだけといったモルタルやコンクリートも販売されています。モルタルとコンクリートは配合比率の違いだけ、上から力をかけられたときの強度はコンクリートが上だとしたら、安価なものを購入したいと考えることもあるでしょう。

 

家庭用として販売されている商品を例にとると、コンクリートは1kgあたり150円程度、モルタルは1kgあたり約250円程度です。モルタルのほうが高価だと考えられます。これはセメントの混入比率にあると考えると納得できます。コンクリートとモルタルのセメント含有量を比較すると、モルタルにはコンクリートの倍量セメントが入っているからです。

 

また、モルタルに使う川砂よりも粗骨材の大きな粒の砂のほうが安価です。こういった価格の違いも覚えておくと便利です。

 

モルタルとコンクリートの使用場面の違い

 

モルタルとコンクリートの原料・価格・強度の違いを踏まえてDIYに使うにはどうしたらいいかを考えることもあります。どちらも一緒かな?と大雑把にとらえてしまうこともあるようですが、厳密にいうと使用場面(用途)にも大きな違いがみられます。安全性や、施工後の見栄えにも大きな差が生まれることもありますので、それぞれの用途や使用場面に応じた使い方をすることをおすすめします。

 

モルタルの使用場面

 

モルタルは幅広い使用用途があります。DIYを趣味にしていくと、いろいろな場面でモルタルを使いたくなるかもしれません。

 

レンガの目地材

 

レンガを積み上げる際の接着剤の役目を果たします。モルタルを使うことで、レンガと目地の色合いのコントラストを楽しめるメリットがあります。レンガを積んだ際の風景の一つにしても映えるでしょう。

 

タイルの下地

 

壁や床などにタイルを貼る際の下地としても使えます。モルタルを敷き詰めたのちにタイルをデザインしながら配置する方法です。目地の役割と接着剤の役割も果たします。また、施工後に目地の継ぎ足しをすることでタイルが浮き上がることも防げます。

 

壁や床表面の仕上げ材

 

コンクリートを打ち付けた壁や床にモルタルを重ねて貼ることで表面の仕上げができます。コテを使って飾り模様を作る左官仕上げのほか、樹脂や塗料を混ぜて吹き付ける吹き付け仕上げなど多様な手法で壁の表面の化粧仕上げが可能です。

 

コンクリートの使用場面

 

コンクリートは主に建築や土木工事の資材として使われます。DIYの場面としては出番が少ないかもしれませんが、モルタルとの使い分けを検討するときにこの用途を覚えておくとよいでしょう。

 

住宅基礎(ベタ基礎)

 

枠組みの中にコンクリートを流しいれて固めて作る住宅基礎です。基礎全体でその上に立つ住宅を支えるため、耐震性に優れています。また。コンクリートと鉄筋の基礎になるため、床下のシロアリ増殖を防ぐメリットが得られます。

 

鉄筋コンクリート造

 

鉄筋が入った木枠の中にコンクリートを流しいれることで壁を作る方法です。鉄骨がコンクリートの短所である「横からの力」による損壊を防ぎ、強度を高めるメリットがあります。ビルなどに用いられる工法です。

 

橋梁などのフレーム等

 

橋梁(橋)などを作る際の橋などに使われます。あらかじめ芯となる素材を製作し組み立てたのちに、化粧となる外側のコンクリートを流しいれ補強するプレキャストコンクリート工法などで使われています。

 

コンクリート製品

 

側溝ますや土管、コンクリートブロックなど私たちの身の回りにはたくさんのコンクリートで作られた製品が存在します。経年劣化は否めませんが耐久性に優れているので、生活を支える色々な製品に使われています。電信柱などもコンクリート製品です。

 

モルタルとコンクリートの購入方法

 

モルタルとコンクリートを作る場合は、セメントと川砂、粗骨材などそれぞれ準備する必要があります。それぞれを準備することで予算オーバーの可能性も否めません。また、DIYならセメント30kg袋など大きなものは不要ということもあるでしょう。使い切れずに持て余してしまうと、処分にも一苦労してしまいます。

 

もし少量だけ、使い切れる量を準備したい場合は、あらかじめ骨材と調合されており水で練るだけで使える家庭用のモルタルやコンクリートの購入をおすすめします。5kg程度の内容量なので使い切りが見込めます。

家庭用のモルタルやコンクリートは、建築資材販売店やホームセンターで購入できます。もちろん、セメントと骨材などを別々に購入するよりも安価なので便利です。

 

 DIYをするならモルタルがおすすめです

 

レンガの積み上げや化粧壁など家庭でDIYをするなら、モルタルを使うことをおすすめします。強度や価格の面ではコンクリートに軍配が上がりますが、仕上がりの美しさや扱いやすさなどがおすすめのポイントです。

 

創碧は日本で唯一、火山灰からできた強靭で低コストな「新燃レンガ」を取り扱っております。

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